アカモクとは

アカモクとは海藻の仲間で、北海道の東部を除いて日本全土の海の浅い領域に分布します。
1年生の植物で、一般的には秋から冬にかけて生長します。
未成熟期~成熟期は鮮やかな緑色ですが、衰退期には赤く褐色になることから、「アカモク」という日本語名がつけられました。
地域によって呼び名がかわり、秋田地方では「ギバサ」、山形地方では「ギンバソウ」、新潟の佐渡では「ナガモ」、山陰地方では「ジンバソウ」と、様々な呼ばれ方があり、全国各地で昔から珍しい食材とされてきました。
アカモクは雄株と雌株があります。成熟すると生殖器床が発達して、その中に生殖器官が作られます。
雄株の生殖器床は細長く、一方雌株の生殖器床は太いのが特長です。稀に雌雄同株もあります。

アカモク

嫌われものからスーパーフードへ

海の中のアカモク

数年前からテレビの情報番組や雑誌等で「スーパーフード」として話題になっているアカモクですが、実は海のゴミ扱いされていました。
アカモクは、生長すると葉は全長1.5メートルから、長いものでは5メートルぐらいにもなるので、漁船のスクリューに絡みつき、漁師さんの間では嫌われものでした。
嫌われもののアカモクでしたが、北海道や近畿、九州の大学や学会などで研究が進み、「アカモクには食物繊維が多く含まれている」「免疫力を高めるフコイダンが多く含まれている」など機能性の高さが証明され、近年はスーパーフードとして注目されています。

食物繊維豊富な海の恵

アカモクには、私たち人間に重要な栄養素と言われるカルシウムや鉄などのミネラル成分を豊富に含み、さらに魅力的なフコイダンなどの食物繊維やフコキサンチンなどの機能性成分の含有量も多い食材です。

浜辺

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